USAのロッカドロームから、08年新規リマスターでのリシュー。トゥルース・アンド・ジャニーはアイオワ州シーダー・ラピッズ出身のグループで、69年にビリー・リー・ジャニーとスティーヴン・ボックが中心となって結成されたトゥルースを母体としている。当時はライヴ&ツアー中心の活動で、72年と73年にシングルをリリースするがパッとせず、バンド名をトゥルース・アンド・ジャニーに変えて再びツアー中心の活動に戻り、76年になってプライヴェート・プレスの自主制作盤として「ノー・レスト・フォー・ザ・ウィックド」をリリースした。本作は、76年4月8日にアイオワのダヴェンポートで行われたライヴ音源を収録したもので、88年にUSAのロック&バッハ・レコードから2枚組LPでリリースされていたものと同じ内容と思われる。メンバーは、ビリー・リー・ジャニー、スティーヴン・ボック、デニス・バンスのトリオ編成。同じメンバーの「ノー・レスト~」は、煮え切らなさの残るウィッシュボーン・アッシュ的哀愁ロック路線だったが、本作ではかなりラウドなジミヘン的炸裂ブルージー・ハードを展開していて、典型的なブルース基調のハード・ロック・トリオの演奏を堪能出来る。ゴリゴリのギター・リフを中心に、炸裂リズム隊と一体となってガンガン盛り上がるインプロは、少しラウド過ぎるかもしれないがストレートに熱く、その荒さも含め素直にカッコいい。「ノー・レスト~」の煮え切らなさがスカッと払拭されていて、ハード・ロック愛好家なら素直に楽しめるだろう好ライヴ盤と思う。
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輸入盤
(Blues Hard/Heavy Blues / Jewel-case CD(2008 Re-master) / Rockadrome/USA)