スウェーデンのGMRミュージックからのリリース。メリーウェザー・スタークは、元メリーウェザー、ママ・ライオン、ヘヴィ・クルーザー等々のニール・メリーウェザーと、オーヴァードライヴ、ロコーモーティヴ・ブレス、マウンテン・オブ・パワー、コンスタンシア、グランド・デザイン等々のヤンネ・スタークが、17年に新たに結成したユニットで、15年のマウンテン・オブ・パワーのサード・アルバムでメリーウェザーの曲をカヴァーしたことが契機となったらしい。本作は、18年にリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、メリーウェザー、スターク、ドラムのトラムペータル・スヴェンソン(ex.マウンテン・オブ・パワー,コンスタンシア,etc)の3人、メリーウェザーとスタークの共同プロデュース。概ね、少々の当世風メタル感を内包した70年代調ハード・ロック方面のサウンドを展開していて、全体に非常に濃密なヘヴィネスを堪能出来る。スタークのギターは基本トレブリーでメタリックな音色だが、ブルース基調のリフ&フレーズはストレートに70年代調で弾きまくっていて、下品さと上手さが交叉するメリーウェザーのボーカルも達者かつ元気で、スヴェンソンのドラミングもハード・ロック然としたドカスカ感満点。ベースはメリーウェザーとスタークが適時分け合って担当、いい塩梅のキャッチーさが担保された楽曲も悪くなく、全編に渡って炸裂感十分で素直にカッコいい。オールド・スタイルのハード・ロック系愛好家はまずもって楽しめるだろう、この線としてはわりと文句なしの好盤と思う。
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(Blues Hard/Psyche,Heavy Blues / Jewel-case CD(2018) / GMR Music/Sweden)