ドイツのリヴィジテッド/SPVから、未発表曲?1曲をボーナスで加えての、05年新規リマスター&デジパックでのリシュー。フランク・マリノはケベック州モントリオール出身のギタリストで、何よりマホガニー・ラッシュでの活動で知られていると思う。ジミヘン、ビートルズ、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス等に影響を受けて、13才の頃からドラマーとしてバンド活動を始めたが、度々ドラッグ禍でリハビリ入院を繰り返し、そのリハビリ入院中にギターを練習してギタリストとなったという経緯があるらしい。その後、70年に17才でマホガニー・ラッシュを結成、当時カナダのジミヘンとも呼ばれ多くのミュージシャンからリスペクトを受けるビッグ・ネーム。本作は、86年にカナダのメイズ・レコードからリリースされたソロ名義サード・アルバム(本CDはフランク・マリノ&マホガニー・ラッシュ名義の新装スリーヴ)で、メンバーは、フランク、ヴィンス・マリノ、クラウディオ・ペサヴェント、ピーター・ダウス、ティム・ベイリーの5人を核に、曲によってポール・ハーウッド、ビル・キナル、ピエール・マルシャン等が適時参加、プロデュースはフランク。ハーウッドと実弟のヴィンスはマホガニー・ラッシュ時代から、ベイリーはフランクのセカンド・ソロからのメンバーで、基本的には後期マホガニー・ラッシュや前2作のソロを継承したハード方面変わらずだが、専任キーボーティストの参加もあってわりとプログレ色が感じられる仕上がり。ブルースを基調としつつ、ど真ん中の疾走ハード調、バカテクなハード・フュージョン調、ドラマティックなプログレ調が交叉しながら80年代的サウンドに収束。フランクのギターは変わらず十分に饒舌で、普通にカッコいい好盤と思う。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Blues Hard/Blues,Progressive / Digi-Pack CD(2005 Re-master) / Revisited/SPV/German)