ドイツのレパートリーから、旧レパ盤と同じ71年のアルバム未収シングルB面1曲(10曲目)と未発表曲1曲(11曲目)に、05年の再結成新録音源1曲(12曲目)を新たに加えた計3曲をボーナス収録しての、05年新規リマスター&デジパックでのリシュー。音質がクリアで中低音の迫力があって非常によい。リーフ・ハウンドはブラック・キャット・ボーンズ(BCB)の後進バンドで、BCBの「バーベド・ワイアー・サンドイッチ」リリース後にまずピート・フレンチ(ex.ブルーニング・ホール・サンフラワー・ブルース・バンド(BHSBB),etc)が加入、フォガット加入のために脱退したロッド・プライスに代わって、同じく元BHSBBでフレンチの従兄弟のミック・ホールズが加入後、リーフ・ハウンドに改名した。本作は、70年にUKデッカからリリースされた唯一のアルバム(07年に再結成盤がリリースされた)で、メンバーは、フレンチ、ホールズ、デレク&スチュワート・ブルックス兄弟、キース・ヤングの5人編成、プロデュースはポール・リントン。フレンチのパワフルなシャウト・ボーカルと、ハードエッジなホールズのブルージー・ギターが炸裂する、文句なしのブリティッシュ・ブルージー・ハードを堪能出来る。疾走感よりもヘヴィネスが全面に出たサウンドは、ともかくも痛快なカッコよさを放っていて、少々のプログレ風味も交えて展開される演奏は、非常に濃密でラウドかつヘヴィ。ハード&ブリティッシュ・ロック愛好家はまずもって楽しめるだろう文句なしの好盤と思う。この後フレンチは、アトミック・ルースター、カクタス、ランディ・パイを経てソロ活動へ。また、ボーナスの新録音源(07年再結成盤のプレビュー)は、わりとストレートなB級ハード・ナンバーで素直にカッコよかった。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Blues Hard/Heavy Blues,Psyche / Digi-Pack CD(2005 Re-master) / Repertoire/German)