UKのエンジェル・エアーから、10年リマスターでのリリース。バレットはハード・スタッフの前身バンドで、アトミック・ルースターを揃って辞めたジョン・デュ・カン(ex.アンドロメダ,アタック,etc)とポール・ハモンドが、ジョン・ガスタフソン(ex.クォーターマス,バルティック,ロキシー・ミュージック,イアン・ギラン・バンド,etc)と共に70年に新たに結成したダエモン(デーモン)を母体として、アル・ショウが抜けてトリオ編成になった71年にバレットに改名、パープル・レコードとの契約の際にさらにハード・スタッフに改名という流れ。本作は、70年~71年にかけてレコーディングされた未発表音源をコンパイルしたものなのだが、96年にダエモン名義でリリースされたUKキッシング・スペル盤と、タイトルと収録曲数が同じで収録曲名もほぼ同じで、確証はないがもしかして同内容かも知れない。メンバーは、カン、ハモンド、ガスタフソンのトリオ編成で、ショウがゲスト・ボーカルとしてクレジットされているが、聴く限りではカンとガスタフソンのボーカルと思えるものばかりが聴こえ、ショウがどこで歌っているのかは不明。全17曲中9曲がハード・スタッフのファースト収録曲で、残り8曲が未発表曲ということになるが、ファースト収録曲群は若干違うかも知れないがほとんどハード・スタッフ・ヴァージョンに近く、ある意味すでに完成されていたと云えるも、新たな発見や驚きは薄い。とはいえ、未発表曲群は素直にカッコよく、ハード・スタッフの未発表曲としても十分に楽しめるので、ハード・スタッフが好きな人は勿論、ハード・ロック愛好家は要チェックと思う。11年9月にカンが心臓発作で他界してしまった(61歳)、合掌!。
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(Blues Hard/Heavy Blues,Psyche / Jewel-case CD(2010 Re-master) / Angel Air/UK)