USAのオーリンダル・レコードから、見開きデジスリーヴでのリリース。クリスティン・デイリンはペンシルバニア州フィラデルフィア出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)&ギタリストで、レオ・コッケやジョン・フェイヒー等のフィンガー・スタイルのギターや、メアリー・オリバーの詩などに影響を受けているらしい。21年にアナログLPと配信でファースト・アルバム「ガーデンズ&プランティングス」をリリースしている。本作は、25年にリリースされたセカンド・アルバムで、 メンバーは、ギター弾語りスタイルのクリスティンを軸に、曲によってダン・ニシュコウィー、ダニー・ブラック(ex.グッド・オールド・ウォー,etc)、パトリック・ライリー、アデライン・ホテル等々が適時参加、プロデュースはクリスティン。しっとりと澄んだ音色のフィンガー・ピッキング・ギターに乗せて、倍音の多いくぐもったクリスティンのボーカル&ハーモニー・コーラスが淡々と響く、とても素敵なアシッド・フォーク調サウンドを展開。スリー・フィンガー・スタイルの曲が多いが、コッケやフェイヒーのような饒舌な方面ではなく、控え目で前に出ないがしっかりと流れるタイプで、適時織り込まれたゲストのヴァイオリンやチェロ、各種ギターも、非常に的を射たシンプルさの美しいアンサンブルを奏でる。淡い郷愁感内包の情感が、柔らかい木漏れ日感に収束していて、前に出ない感じのアンバーなフォーク・サウンド系愛好家なら、まずもって琴線に触れるだろう、ともかくも流していて心地好い好盤と思う。素晴らしい!。
輸入盤
(Acid Folk/Folk,SSW,Swamp / Digi-Sleeve CD(2025) / Orindal Records/USA)