UKのサイエンス・フリクションからのリシュー。ロイ・ハーパーはマンチェスター出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、路上でブルースを弾語りながらヨーロッパを放浪した後、65年頃からロンドンのフォーク・クラブで歌うようになり、66年にファースト・アルバムをリリースした。現在でも、ピンク・フロイドやレッド・ツェッペリンのメンバーの他、ケイト・ブッシュやジョニー・ライドン等、多くのミュージシャン達からリスペクトを受ける、ブリティッシュ・フォーク&ロック界の孤高の存在。本作は、74年にUKハーヴェストからリリースされたライヴ・アルバムで、同年の「ヴァレンタイリン」のプロモ・ツアーからの音源を中心としたもの。オリジナルLPは2枚組で、スタジオ録音が1曲、ジミー・ペイジやジョン・ボーナム、マックス・ミドルトン等が参加したライヴ音源2曲も収録されていたが、CD化にあたってこの3曲がカットされて、ハーパーのギター弾語り音源のみを収録。プロデュースはピーター・ジェナー。「ヴァレンタイリン」からの1,3曲目、「ライフマスク」からの5,7,8曲目、「ストームクック」からの6,9曲目、「フラット・バロック~」からの2,10曲目等々、濃密でカッコいい曲ばかりセレクトされていて、上等なギターと独特のシンギングを堪能出来る。全曲よいが、特に1,3,6,7,9曲目辺りのリバーヴを上手く使ったプログレ感もある演奏はちょっと圧巻で、神々しさすら感じられる。オリジナル通りの内容ではないが、文句なしのカッコよさを放つ好ライヴ盤と思う。素晴らしい!。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Acid Folk/Psyche,Progressive / Jewel-case CD(1994) / Science Friction/UK)