(中古/USED CD):93年のUSAワン・ウェイ・レコード盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
SRC(スコット・リチャード・ケース)はミシガン州デトロイト出身のグループで、ザ・フュージティブズとザ・チョーズン・フューという2つのバンドが合体する形で67年に結成されている。MC5等とともにデトロイト・サイケの一角を担うバンドとしてそれなりに知名度があって、プログレ系リスナーにはピーター・ガブリエルの好きなバンドの1つとして知られているかも知れない。本作は、70年にUSAキャピトルからリリースされたサード・アルバムで、多分初CD化盤、70年にアルバム未収シングルB面1曲をボーナス収録。メンバーは、前作からのスコット・リチャードソン、グレン・クワッケンブッシュ、アル・ウィルモット(ex.ライトハウス,ザ・タイム,etc)、EG・クローソンの4人に、新たにレイ・グッドマンを加えた5人編成、プロデュースはバンド。前作のアート・ロック色をそれなりに維持しつつ、ファースト時のプログレ色と新たにサザン・ロック色が加わった感じのサウンドを展開していて、ある意味ゴッタ煮感十分。それはおそらく、レスポールを主軸とするオーソドックスなアメリカン・スタイルのギタリストに代わったことも関係していて、相変わらずブルース色は強くないが、プログレ寄りのオールマン・ブラザーズのような様相のアンサンブルは、けっこう素直にカッコいい。楽曲のプログレ感のハマりも悪くなく、プログレ&サイケ系愛好家どちらも楽しめるのではと思う。余談だが、スコット・リチャード・ケースは、スコット・リチャード事件という意味なのだろうか?。
輸入盤
(Psyche/Progressive,Art Rock,Hard / Jewel-case CD(1993) / One Way Records/USA)
Scott Richardson(vo)
Ray Goodman(g)
Glenn Quackenbush(org,p,vo)
Al Wilmot(b,vo)
E.G. Clawson(ds,vo)
Produced by SRC
収録曲目
1.A New Crusader
2.Street Without A Name
3.Midnight Fever
4.Never Before Now
5.By Way Of You
6.Diana
7.Across The Land Of Light
8.The Offering
bonus track(1970 single):
9.My Fortunes Coming True