(中古/USED CD):93年のドイツ・レパートリー盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=B (汚れ,プラケ爪跡有) / DISC=A (スリ傷微少、再生に影響なし)
ザ・フラワー・ポット・メンは、元アイビー・リーグのジョン・カーターとケン・ルイスが67年に新たに結成したスタジオ・ユニットだったが、2人が作詞・作曲、制作したシングル「レッツ・ゴー・トゥ・サン・フランシスコ」が大ヒットしたため、急遽プロモーションとライヴ・ツアーのために実態のあるバンドとして改めて整えられたグループ。69年に解散するまで、結局アルバムのリリースはなかった。本作は、85年にドイツのテルデックやUKのC5レコードからリリースされたアンソロジー盤で、クレジット・メンバーは、基本的にトニー・バロウズ、ニール・ランドン、ピート・ネルソン、ロビン・ショウ、リッキー・ウルフの5人、ほとんどの作詞・作曲、プロデュースはカーターとルイス。ディープ・パープルのジョン・ロードとニック・シンパー、ウォーホースのゲド・ペック、キング・クリムゾンのゴードン・ハスケル等々が、適時ツアーのバック・ミュージシャンとして参加していたが、スタジオ・レコーディングに参加した確証がないので、ここでは割愛する。内容は、1〜9曲目が67〜69年の5枚のシングル両面、10〜14曲目が70〜80年代に発掘リリースされた音源、15〜21曲目は未発表音源で、6,7曲目はフレンズ(デラム・レーベルの指示による覆面ユニット)名義、12,15,16曲目はビューティフル・ピープル(70年代以降のカーターのユニット)名義。ビーチ・ボーイズ「ペット・サウンズ」影響下のソフト・サイケ方面で、適時メロトロンも交えたアート・ロック調のバックと、豊かな3声ハーモニー・コーラスのボーカルが程よいマッチングを見せる。楽曲も悪くなく、特に15曲目以降の未発表音源には、存外に面白くて上等な曲が多い。
輸入盤
(Psyche/Soft Psyche,Art Rock,Pops / Jewel-case CD(1993) / Repertoire/German)
Tony Burrows(vo)
Neil Landon(vo,g)
Peter Nelson(vo,banjo,g)
Robin Shaw(vo,g,b)
Ricky Wolff(vo,kbd)
& Others
Produced by John Carter, Ken Lewis, etc
収録曲目
01.Let's Go To San Francisco, Part 1 & 2
02.A Walk In The Sky
03.Am I Losing You
04.Man Without A Woman
05.You Can Never Be Wrong
06.Piccolo Man (Friends)
07.Mythological Sunday (Friends)
08.In A Moment Of Madness
09.Young Birds Fly
10.Sweet Baby Jane
11.Journey's End
12.Silicon City (Beautiful People)
13.Busy Doin' Nothing
14.White Dove
15.Let's Go Back To San Francisco, Part 1 (Beautiful People)
16.Let's Go Back To San Francisco, Part 2 (Beautiful People)
17.Cooks Of Cake And Kindness
18.Gotta Be Free
19.Heaven Knows When
20.Brave New World
21.Children Of Tomorrow