(中古/USED CD):96年の日本ワーナー・ミュージック盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
ディープ・パープルは、今更解説不要のビッグ・ネームだが、元サーチャーズのクリス・カーティスが67年に企画したラウンドアバウトというバンドを母体として、カーティスの逐電後、残ったジョン・ロードとリッチー・ブラックモアを中心に、2人のマネージャー&スポンサー(トニー・エドワーズとジョン・コレッタ)がオーディションを繰り返してメンバーを集めて立て直し、68年3月にマネージメント・プロダクション設立と同時に名前をディープ・パープルに改めた。本作は、69年にUKハーヴェスト/USAテトラグラマトンからリリースされたサード・アルバムで、ザ・オリジナル・ディープ・パープル・コレクション・シリーズ、96年新規リマスター盤、『HOT PRICE 1800』シリーズ、邦題は「III」、ライナーは酒井康、歌詞・対訳付(訳はクニ・タケウチ)。メンバーは、ファーストから不変のブラックモア、ロード、ロッド・エヴァンス、ニック・シンパー、イアン・ペイスの5人編成で、曲によってロードの手によるオーケストラが入り、プロデュースもデレク・ローレンス。概ね前作の延長線上にある、プログレとハード・ロックをサイケで括った独特のサウンドを展開していて、「イン・ロック」以降のイメージで接すると相変わらずスカされる。リッチー、ロード、ペイスのリフやフレーズに、特にリッチーには「イン・ロック」以降の萌芽を見出すことも可能だが、そのような視点よりも別の方向性のバンドとして捉えると、この時期のパープルの面白さが聴こえてくるかも知れない。「チェイシング・シャドウ」、「ペインター」、「バード・ハズ・フローウン」等々などは素直にカッコよく、「ブラインド」や「エイプリル」辺りはほとんどプログレとして秀逸な出来のよさという印象。煮え切らないサイケ感が面白い味わいを生んでいる好盤と思う。本作後エヴァンスとシンパーは脱退、エヴァンスは渡米してキャプテン・ビヨンドへ、シンパーはウォーホースを結成、その後ファンダンゴへ。
国内盤
(Psyche/Progressive,Blues,Psyche / Jewel-case CD(1996 Re-master) / Warner Music/Japan)

Rod Evans(vo)
Ritchie Blackmore(g)
Jon Lord(org,kbd,vo)
Nic Simper(b,vo)
Ian Paice(ds,per)
Orchestra Arranged by Jon Lord
Produced by Drerk Lawrence
収録曲目
01.Chasing Shadows/影を追って
02.Blind/ブラインド
03.Lalena/ラレーニャ
04.Fault Line/Painter / フォールト・ライン/画家
05.Why Didn't Rosemary?/何故ローズマリーは
06.Bird Has Flown/小鳥は去った
07.April/4月の協奏曲



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