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WIND/Seasons(シーズンズ) (1971/1st) (ウインド/German)

国内のベル・アンティーク/マーキーから、SHM-CD&18年新規リマスター、限定ペーパースリーヴでのリシュー。コーティング紙ジャケ仕様、音質はクリアで迫力もあってよい。多分初紙ジャケ化。ウインドは、60年代中頃にニュルンベルクで結成されたベントックスを母体とするグループで、シンガーのスティーヴ・ライストナー加入後の71年にウインドに改名した。少なくとも改名後はミュンヘンを拠点に活動していたようだ。本作は、71年にドイツのプラスからリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、スティーヴ・ライストナー、トマス・ライデンベルガー、ルシアン・ビューラー、アンドレアス・ビューラー、ラッキー・シュミット(ex.アエラ)の5人編成を基本に、曲によってプロデュース兼任のヨッヒェン・ペテルセンのフルートが入る。炸裂のオルガン・ハードとして素直にカッコいい1,5曲目、セカンドにも通じる牧歌的プログレの2~4曲目、15分に及ぶジャーマン・ヘヴィ・サイケの大曲となった6曲目と、ハード・ロックとプログレをサイケで括った太くて強烈なサウンドを展開。ともかくも1,5曲目のカッコよさはかなりのもので、プログレ愛好家よりはむしろハード・ロック愛好家にウケるかも知れないが、プログレ的構築性を基調としたアレンジや楽曲の情感は、全体としては十分にプログレの範疇という印象。このゴタ混ぜ感は、いかにもジャーマン・クラウト的な猥雑さという感じで、牧歌的ナンバーのフルートの効いた涼しげなリリカルさも含め、サイケで括れる柱が1本通っていて、スカっと突き抜けたB級感は痛快。歪んだオルガン、下品なギター、叩きまくるドラム、アシッド感たっぷりの楽曲と雰囲気、どれもインパクトの強い正しくサイケな好盤と思う。

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マーキー盤/国内プレス(Japanese-pressing CD)
(Psyche/Hard,Progressive / Paper-Sleeve SHM-CD(2018 Re-master) / Belle Antique/Japan)

WIND/Seasons(シーズンズ) (1971/1st) (ウインド/German)

価格:

3,457円 (税込)

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WIND/Seasons(シーズンズ) (1971/1st) (ウインド/German)

Steve Leistner(vo,hmca,fl,per)
Thomas Leidenberger(g,vo)
Lucian Bueler(org,p,vo,per)
Andreas Bueler(b,vo)
Lucky Schmidt(ds,per,vib,p)
Jochen Petersen(fl)

Producerd by Jochen Petersen


収録曲目
1.What Do We Do Now/ホワット・ドゥ・ウィー・ドゥ・ナウ
2.Now It's Over/ナウ・イッツ・オーヴァー
3.Romance/ロマンス
4.Springwind/春風
5.Dear Little Friend/ディア・リトル・フレンド
6.Red Morningbird/レッド・モーニングバード

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