ドイツのロックヴィレ・ミュージックから、デジパックでのリリース。パブロフズ・ドッグはミズーリ州セントルイス出身のグループで、セカンドにビル・ブルーフォードが参加したこともあってか、日本のプログレ巷ではわりと人気のバンド。本作は、18年にリリースされたセクス・アルバムで、スタジオ盤としては10年「(ジ・アドヴェンチャーズ・オブ・)エコー&ブー~」以来8年振りの作品。メンバーは、前作からのデヴィッド・サーカンプ、サラ・サーカンプ、アビー・スティーリング、リック・スティーリングの4人に、新たにデイヴ・マホースキー、マーク・マハー、マンフレッド・プレッツを加えた7人編成が基本で、曲によってポール・ヘネリッチ、ロバート・マースティラー、セイラー・サーカンプ等々が適時ゲスト参加、ヘネリッチとサーカンプ夫妻の共同プロデュース。明らかにファーストを踏襲したと思われるスリーヴから、サウンドも原点回帰かと思いきや、当たらずも遠からずという感じで、サード以降のポップ路線とファーストの情感路線が、煮え切らない形で交叉している印象。概ね楽曲はキャッチーだが、わりとしっとりしたメロディアスさで、ハジけたポップネスよりも切ない郷愁感の方が強く、アレンジもシンプルだがプログレ方面の感じ。随所にリリカルなヴァイオリンが配置され、泣きのエレキ・ギターもそこそこハマっていて、太いベースも安定して真っ当だが、全体にけっこうベタなセンス満点。そこを味わいとして楽しめると、悪くない1枚かも知れない。EUプレス盤
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輸入盤
(Progressive/Symphonic,Pops / Jewel-case CD(2018) / Rockville/German,EU)
David Surkamp(vo,ac-g,el-g)
Sara Surkamp(vo,ac-g)
Dave Malachowski(el-g)
Mark Maher(p,org,syn)
Abbie Steiling(vln)
Rick Steilling(b)
Manfred Ploetz(ds)
Paul Hennerich(tp)
Robert Marstiller(per,vo)
Saylor Surkamp(vo)
Hollie Woods(vo)
Producerd by Paul Hennerich, David & Sar Surkamp
収録曲目
01.Paris
02.Hard Times
03.Winterblue
04.Thrill Of It All
05.Easter Day
06.Hurting Kid
07.Aria
08.Waterlow
09.Suzanne
10.Crying Forever
11.Being In Love
12.Shaking Me Down
13.The Wind Wilds Early