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UKのエソテリック・アンテナから、デジパックでのリリース。ソフト・マシーン・レガシーは、その名の通りエルトン・ディーン、ジョン・エサーリッジ、ヒュー・ホッパー、ジョン・マーシャルの元ソフト・マシーンのメンバー達が04年に結成したグループで、ソフト・マシーンを名乗る権利はカール・ジェンキンスが持っているため、お尻にレガシーを付けたものと思われる。本作は、13年にリリースされたスタジオ・サード・アルバムで、通算5枚目となる。メンバーは、10年リリースされた「ライヴ・アドヴェンチャー」と同じ、エサーリッジ、マーシャル、テオ・トラヴィス、ロイ・バビントンの4人編成。08年のスタジオ盤セカンド「スティーム」の延長線上にある、ダークでズッシリした手応えのあるジャズ・ロック／フュージョン・プログレを展開していて、疾走タイプの派手なナンバーは少ないが、非常に上等な演奏を堪能出来る。さりげなくバカテクなリフやフレーズが随所に鏤められていて、濃密なコール＆レスポンスがクールに繰り広げられており、一見地味な感じだがジワジワと聴き入ってしまう。誰か1人が特段に目立っているわけではなく、ドッシリ＆ズッシリを基本に時折全員で炸裂するタイミングの妙もあって、楽曲・演奏ともにバンドとしてのバランスがいい感じ。エサーリッジのギターは相変わらず鋭角で、バビントンとマーシャルのリズム隊は重厚で饒舌、トラヴィスの管楽器は勿論エレピもかなりハマっていて、じっくり聴くと素直にカッコいい好盤と思う。やはり腐っても鯛か。
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輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Canterbury / Digi-Pack CD(2013) / Esoteric Antenna/UK)
John Etheridge(g)
Theo Travis(sax,fl,el-p)
Roy Babbington(b)
John Marshall(ds,per)
Produced by Soft Machine Legacy
収録曲目
01.Burden Of Proof
02.Voyage Beyond Seven
03.Kitto
04.Pie Chart
05.JSP
06.Kings And Queens
07.Fallout
08.Going Somewhere Canorous?
09.Black And Crimson
10.The Brief
11.Pump Room
12.Green Cubes
13.They Landed On A Hill
