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国内のアルカンジェロ／ディスク・ユニオンから、限定ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様で、19年新規リマスター盤、歌詞掲載オリジナル・インサート入。トゥリドはストックホルム出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、69年のラジオ番組主催の新人コンテストで優勝して71年にデビュー、独特のアシッド・フォーク路線で82年頃まで活動した。本作は、73年にスウェーデンのサイレンスからリリースされたセカンド・アルバムで、邦題は「肖像」、多分初CD化。メンバーは、トゥリドと、ケニー・ホーカンソン、マッツ・グレンゴード、トマス・ネッツレール、グンナル・アンデションのケブネカイゼ組を軸に、曲によってスヴェン・フィリップ、ボッセ・スコグルンド(ex.フラスケット・ブリナー,etc)、グンナル・バーリステン(ex.フラスケット・ブリナー,etc)、パール・ネスボム、オーヴェ・グスタフソン、ステファン・ニランデル等が適時ゲスト参加。概ね、前作の延長線上にあるアシッド・フォーク調サウンドで、フワフワの浮遊感や儚さ、淡い郷愁感辺りはほぼ担保されている印象。3曲目のジョニ・ミッチェルのカヴァーも含め、全曲スウェーデン語の歌詞で歌っていて、英語も交えていた前作に比べ、曲によってドラムも入るバックのアンサンブルは厚くなっているが、むしろ柔らかさが増している感じ。淡々と流れる涼やかな木漏れ日的くぐもり感が、ともかくも心地好い好盤と思う。
アルカンジェロ盤／国内プレス(Japanese-pressing CD)
(Acid Folk/Psyche,Folk,SSW / Paper-Sleeve CD(2019 Re-master) / Arcangelo/Japan)
Turid Lunquist(vo)
Kenny Hakansson(g,vo)
Mats Glenngard(vln,mdln)
Thomas Netzler(b)
Gunner Andersson(ds)
Sven Philip(ds)
Bosse Skoglund(ds)
Gunnar Bergsten(fl)
Par Nasbom(vln)
Owe Gustavsson(contrabass)
Stefan Nylander(cello)
Susie Heine(p)
Produced by Unknown
収録曲目
01.Valkomme-Hus/ようこそ
02.Bilder/肖像
03.Jag Vet En Prins/王子を知っている
04.Tintomara/ティントマラ
05.Lat Mig Se Dig/レット・ミー・シー・ユー
06.Den Gamla Vanliga Historien/昔の話
07.Och Sommaren Kom/そして夏の到来
08.Tom I Bollen/愚かな心
09.Langtansvisa/切望の唄
10.Odegardar/不毛の農地
11.Vargen/狼
