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フランスのレッドフォックスから、2in1CDでのリシュー。ブレインチケットは、ベルギー人キーボーティストのヨエル・ヴァンドルーゲンブロイクが中心となって、68年にドイツで結成されたグループで、エレクトロニクス＆音響系、サイケ、プログレ、エスニックの要素をミックスさせた、わりと独特のサウンドを展開する希有なバンド。本作は、71年のファースト「ブレインチケット：コットンウッド・ヒル(1～5曲目)」と、72年のセカンド「サイコナウト(6～11曲目)」のカップリング2in1CDで、オリジナルはファーストがスイスのハレルヤとドイツのベラフォン、セカンドがドイツのベラフォン。ファーストは、ヴァンドルーゲンブロイク、ヘルムス・コルビ、ヴェルナー・フレーリッヒ、コジモ・ランピス、ウルフガング・パープ、ロン・ブライヤー、ドーン・ミューアの7人編成。ループするリズム隊が創り出す呪術的ドローン空間に、ヴァンドルーゲンブロイクの目一杯レズリーを効かせたキレのよいハモンドとフルート、ブライヤーのワウ多用ギター・ソロやカッティング、コルビのエレクトロニクス・コラージュ、ドーン(女性)のエフェクトをかませたエッチな語りが飛び交う、正しくサイケでカッコいいサウンド。スイス人のフレーリッヒとランピスは、ファーストで脱退してスイスに戻りトードへ加入。ともかくも圧巻。セカンドは、ヴァンドルーゲンブロイク、ジェーン・フリー、ロルフ・ハグ、マーティン・サッヒャー、バーニー・パーム、キャロル・ムリエルの6人編成で、イタリアに活動拠点を移して制作された。リーダーのファンドルーゲンブロイク以外のメンバーが一新され、ドローン・サイケ・プログレ色は担保されているが、楽曲とアレンジにそれなりの展開があって、全体にプログレ的整合性が出て来ている印象。どちらも素直に好盤と思う。尚、スリーヴはリバーシブル仕様で、単独スリーヴもそれぞれプリントされている。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Psyche/Progressive,Drone / Jewel-case CD(2002) / Red Fox/France)
Joel Vandroogenbroeck(org,fl,sitar)all
Hellmuth Kolbe(elctronics)1
Werni Froehlich(b)1
Cosimo Lampis(ds)1
Wolfgang Paap(tbla)1
Ron Bryer(g)1
Dawn Muir(vo)1
Jane Free(vo,tbilat,per)2
Rolf Hug(g,tbla,vo)2
Martin Sacher(b,fl)2
Barney Palm(ds,per)2
Carole Muriel(vo)2
Producerd by Bischof & Kolbe(1), Brainticket(2)
収録曲目
"Brainticket(Cottonwood Hill)" :
01.Black Sand
02.Places Of Light
03.Brainticket Pt.1
04.Brainticket Pt.1:Conclusion
05.Brainticket Pt.2
"Psychonaut" :
06.Radagacuca
07.One Morning
08.Watchin' You
09.Like A Place In The Sun
10.Feel The Wind Blow
11.Coc'o Mary
