UKのエソテリックから、12年新規24ビット・リマスターでのリシュー。テリー・ライリーはカリフォルニア州コルファックス出身の作曲家兼鍵盤&管楽器奏者で、パンディット・プラン・ナートとラモンテ・ヤングに影響を受けた、サイケ色の強いサウンドで知られる。スティーヴ・ライヒやフィリップ・グラス等と共に、コンテンポラリー・ミニマル・ミュージックを代表するビッグ・ネームの1人で、サード・イアー・バンドの結成にも影響を与えた。本作は、67年にUSAのCBSからリリースされたアルバムで、ライリーは作曲とサックス、その他のトランペット、オーボエ、バスーン、クラリネット、フルート等の管楽器や、ヴィオラ、ヴィブラフォン、マリンバ等を、若きジョン・ハッセルを含むニュー・ヨーク州立大学のクリエイティヴ・アーツ・センターのメンバー達が演奏。プロデュースはデヴィッド・バーマン。端的にガムランをモチーフとした、独特のヒプノティック・ミニマルを展開していて、ガムラン的なヴィブラフォンを基調とした空間に、カウンター的に管楽器が切り込み飛び交う様はかなり面白く、正しくサイケで心地好い。ライリーの初期作の中では「ア・レインボウ・イン・カーブド・エア」と共に著名な1枚で、楽曲自体はそれ程ダーク感はなくて聴きやすいが、各パートが自由意志でフレーズや長さを変えて行くという、偶然性が支配するカウンターポイント手法による生演奏は、当時は十分に衝撃的かつ刺激的だったに違いない。この、時空が無になっていく感覚はともかくも独特で、確実に時間の流れと空気の色が変わる、およそ文句なしの好盤と思う。心地好し!。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤/デッドストック入荷
(Psyche/Minimal,Medidtation / Jewel-case CD(2012 24bit Re-master) / Esoteric/UK)
Terry Riley(sax)
Margaret Hassell(pulse)
Lawrence Singer(oboe)
Darlene Reynard(basoon)
Jon Hassell(tp)
Jerry Kirkbridge(clnt)
David Shostac(fl)
David Rosenboom(vla)
Stuart Dempster(tb)
Edward Burnham(vib)
Jan Williams(marimbaphone)
Producerd by David Behrman
収録曲目
1.In C