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韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、13年リマスター＆ペーパースリーヴでのリシュー。コーティング紙ジャケ仕様で、リリック・インサート入、オビ付。多分初CD化。フォギーは、ダニー・クラークとレニー・ウェズレイが65年にサウス・ヨークシャーで結成したフォギー・デュウ・オー(FOGGY DEW-O)を母体としたフォーク・デュオで、60年代にアルバムとシングルを数枚リリース後、72年にフォギーに改名して以降も3枚のアルバムをリリースした。本作は、76年にUKキャノン・レコードから自主制作盤としてリリースされたセカンド・アルバムで、オリジナルLPはけっこうなレア・アイテムとしても知られていると思う。メンバーは、前述のダニー・クラーク、レニー・ウェズレイのデュオ編成が基本で、曲によってマイク・ライアルのベースが入る。巷では、ストローブスのメンバー達が参加した72年のファーストがよく知られていて、本作もストローブスとアメイジング・ブロンデルの狭間をいく感じの、少々のプログレ色とスワンプ色が交叉するフォーク・サウンドを展開。全体に強烈なインパクトではないが、適度に牧歌的でいなたさのある楽曲と、安定したギター・アンサンブルのマッチングは悪くなく、ブリティッシュ然とした湿った質感と澄んだ透明感を放っている。2人のボーカル＆ハモニーは、ほわ～っとした雰囲気のジェントリーなタイプで、時折鳴り響く宮廷音楽調のリコーダーがけっこう味わい深く、素敵なスリーヴも含め何とはなしに心地好い好盤と思う。
輸入盤／デッドストック入荷
(Folk&Folk Rock/Folk,Progressive,SSW / Paper-Sleeve CD(2013 Re-master) / Big Pink Music/Korea)
Daniel Clarke(vo,ac-g,12-g,rcdr,etc)
Rob Jones(vo,ac-g,el-g,bjo,mdln)
Mike Ryal(b,furkel-box)
Produced by Foggy
収録曲目
01.Eastbound Train
02.Bling Beggar Song
03.No Time To Stay Around
04.First Love Song
05.The Black Rose
06.Ballad Of Richard Nixon
07.Wait Till The Sun Shines Nellie
08.The Last Minstrel Show
09.Bells Of Rymney
10.When We Were Good
11.The Morning Lies Heavy
12.Glory Days
13.Givin' It Wellie
14.The Booze, The Bible And The Gun
15.Woy-Ya-Ya
