UKのエソテリックから、09年新規24ビット・リマスターでのリシュー。ナショナル・ヘルスは、ハットフィールド・アンド・ザ・ノース解散後に、デイヴ・スチュワートがギルガメッシュにステージ・サポート・メンバーとして参加したのを端緒として、ハットフィールドのスチュワートとフィル・ミラー、ギルガメのアラン・ガウエンとフィル・リーに、元エッグ、ユリエル(aka.アザッケル)のモント・キャンベル、クリムゾン解散後のビル・ブルーフォード、ノーゼッツのアマンダ・パーソンズ等が加わって75年に新たに結成されたグループで、カンタベリー人脈の数多のミュージシャン達が出入りした、70年代カンタベリー系の総決算的性格のグループ。本作は、78年にUKチャーリーからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、スチュワート、ミラー、ピップ・パイル、ジョン・グリーヴスの4人編成を基本に、曲によってフィル・ミントン、ジミー・ヘイスティングス(ex.キャラヴァン,etc)、ピーター・ブレグヴァッド(ex.スラップ・ハッピー)、ジョージー・ボーン(ex.ヘンリー・カウ)等々がゲスト参加、バンドとマイク・ダンの共同プロデュース。前作でホワイトスネイク加入の為にニール・マーレイが抜けて、代わりに元ヘンリー・カウのグリーヴスが加入、前作での美しい女性スキャット・ボーカルを管楽器群にスイッチしているが、高い演奏性を保った濃密な演奏とエレガントなメロディアスさは、そのままかそれ以上という印象。前作・本作ともに甲乙付け難いが、雰囲気重視のメロディアスさなら前作、よりプログレ然とした演奏なら本作といった感じか。また、スチュワートのフレーズはブルーフォードと重複していて、聴き比べるのも面白い。
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輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Canterbury / Jewel-case CD(2009 24bit Re-master) / Esoteric/UK)
Dave Stewart(kbd)
Phil Miller(g)
John Greaves(b)
Pip Pyle(ds,per)
Phil Minton(tp)
Jimmy Hastings(fl,clnt)
George Born(cello)
Paul Nieman(tb)
Peter Blegvad(vo)
Rick Biddolph(bass-org)
Produced by National Health & Mike Dunne
収録曲目
1.Bryden 2 Step(for amphibians) Part1
2.Collapso
3.Squarer For Maud
4.Dreams Wide Awake
5.Binoculars
6.Phlakaton
7.Bryden 2 Step(for amphibians) Part2